DSCR(借入金償還余裕率)とは?~資金繰り改善のカギを握る最重要指標を徹底解説~
DSCR(借入金償還余裕率)とは?計算方法や目安、金融機関が重視する理由をわかりやすく解説。資金繰り改善・銀行交渉に役立つ実践的なポイントも紹介します。

DSCR(借入金償還余裕率)とは?
~資金繰り改善のカギを握る最重要指標を徹底解説~
資金繰りに不安を感じている経営者の方へ。
こんにちは。
行政書士で、資金繰り改善専門の財務コンサルタント、西澤です。
金融機関との交渉や融資審査で、必ずといっていいほどチェックされる指標があります。
それが DSCR(Debt Service Coverage Ratio:借入金償還余裕率) です。
DSCRとは「会社が借入金をきちんと返済できる力がどれだけあるか」を示す最重要の財務指標です。
1.DSCR(借入金償還余裕率)とは何か?
DSCRとは、
年間の元利返済額に対して、どれだけのキャッシュフローがあるか
を示す指標です。
■ 計算式
DSCR = 返済原資(営業キャッシュフローなど) ÷ 年間元利返済額
2.DSCRの目安はどれくらい?
一般的な目安は次の通りです。
| DSCR | 評価 |
|---|---|
| 1.0未満 | 危険(返済原資不足) |
| 1.0~1.2 | やや不安定 |
| 1.2~1.5 | 標準レベル |
| 1.5以上 | 安全性が高い |
重要ポイント
DSCRが1.0未満=借入返済に必要なキャッシュが足りていない状態
これは「資金繰りが苦しい会社」の典型パターンです。
3.金融機関がDSCRを重視する理由
銀行は「利益」よりも「返済能力」を見ます。
たとえ黒字でも、
- 設備投資で資金が出ていく
- 売掛金が増えて現金が不足する
- 借入返済額が大きすぎる
このような場合、返済不能リスクが高まります。
だからこそ、金融機関は
✔ 営業利益
✔ 減価償却費
✔ 税引後利益
✔ 年間返済額
をもとにDSCRを算出しています。
4.DSCRが悪化する会社の特徴
① 借入過多
設備投資や多店舗展開を急ぎすぎるケース。
② 利益率の低下
値下げ競争や原価上昇で営業利益が縮小。
③ 回収サイトの長期化
売上は伸びてもキャッシュが入らない。
④ 無計画な返済スケジュール
借換えをせず、短期返済のまま放置。
5.DSCRを改善する具体策
① 返済期間の延長(リスケ・借換え)
年間返済額を減らすことでDSCRは改善します。
② 利益率改善
- 原価見直し
- 不採算部門整理
- 価格戦略の再構築
③ 運転資金の圧縮
- 売掛金回収の早期化
- 在庫削減
- 支払サイト調整
④ 不要資産の売却
遊休資産を現金化し、借入圧縮。
6.DSCR改善は「攻め」の経営にもつながる
DSCRが1.5以上になると、
- 金融機関評価が向上
- 追加融資が受けやすい
- 金利交渉が可能になる
- M&A・事業承継の評価も上がる
つまり、DSCR改善は守りではなく攻めの経営基盤づくりなのです。
7.経営者が今すぐやるべきこと
① 自社のDSCRを計算する
② 3年分推移を見る
③ 借入返済計画を見直す
④ 月次でモニタリングする
数字を「決算書の中だけ」に眠らせてはいけません。
まとめ
DSCRは単なる財務指標ではありません。
それは
✔ 会社の持続可能性
✔ 銀行との関係性
✔ 将来の成長余力
を示す「経営の健康診断書」です。
資金繰りに不安を感じる前に、
まずは自社のDSCRを把握してみてください。
もし、
- 銀行との交渉に不安がある
- 借入が多く将来が心配
- DSCRが1.0を切っている
このようなお悩みがあれば、
早めの専門家サポートが経営を守ります。
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