キャッシュレス決済が増えると資金繰りはどう変わる?入金サイクルの重要性を解説

キャッシュレス時代の資金繰り対策!
入金サイクルを意識した経営が重要
こんにちは。
行政書士で、資金繰り改善専門の財務コンサルタント、西澤です。
最近では、クレジットカードやPayPayなどのQRコード決済が普及し、現金よりもキャッシュレスで支払いを受ける機会が増えてきました。
キャッシュレス決済は
・お客様にとって便利
・会計処理もしやすい
・売上アップにつながる可能性が高い
というメリットがあります。
しかし一方で、資金繰りという視点で見ると注意すべきポイントも多いのです。
今回は、キャッシュレス決済と資金繰りの関係について分かりやすく解説します。
キャッシュレス最大のポイントは「入金タイムラグ」
現金売上の場合
👉 売上=即入金
その日のうちに使えるお金になります。
しかしキャッシュレス決済では
👉 売上は立っているのに、入金は後日
例えば
- クレジットカード
→ 入金は月1回または月2回 - QRコード決済
→ 早くても翌営業日〜数日後 - 外国カードや一部加盟店契約
→ 1か月以上かかる場合も
つまり、
売上と入金が一致しない
これが資金繰りに影響します。
売上は好調なのに資金繰りは苦しい?
その理由
キャッシュレス比率が高い場合、次のようなことが起こります。
例
今月の売上:500万円
うちキャッシュレス:400万円
入金は翌月末
すると
👉 今月入ってくる現金は100万円のみ
一方で
- 家賃
- 仕入代金
- 人件費
- 光熱費
などの支払いは今月発生します。
結果として
📉 売上は伸びているのに
📉 資金繰りが苦しくなる
という逆転現象が起こるのです。
キャッシュレス導入で起こりやすい資金繰りトラブル
① 税金・社会保険料の支払いが遅れる
支払期限は待ってくれません。
② 仕入先への支払いが厳しくなる
信用低下にもつながります。
③ 借入金返済に影響
銀行は返済遅延に敏感です。
④ 黒字倒産のリスク
会計上は黒字でも
現金不足で支払い不能に…
資金繰り改善のためのポイント
1.入金サイトを必ず把握する
- どの決済会社
- どのサービス
- いつ締め
- いつ入金か
一覧化しておくことが大切です。
2.キャッシュレス比率を把握する
月間売上のうち
🟦 現金
🟩 キャッシュレス
この割合を確認しましょう。
比率が高いほど
→ 入金遅延の影響が大きくなります。
3.資金繰り表に入金予定を書き込む
売上ベースではなく入金ベース
これが重要です。
- 〇月〇日 入金○○円
- 〇月〇日 支払い○○円
と可視化しましょう。
4.入金サイクルの短い決済手段を選ぶ
最近は
- 翌日入金
- 即時振込オプション
なども増えています。
条件次第では
資金繰り改善につながります。
5.運転資金の余裕を確保
キャッシュレスが増えるほど
手元資金は多めに持っておきたいところです。
運転資金目安としては
👉 月商の2〜3か月分
あると安心です。
キャッシュレスは「悪者」ではない
むしろ
- 客単価アップ
- 消費機会の増加
- 会計の効率化
など、多くのメリットがあります。
重要なのは
資金繰りを意識して活用すること
です。
まとめ:
売上ではなく「入金」で経営を考える
キャッシュレス時代の資金繰りでは
✔ 売上=入金ではない
✔ 入金タイミングを管理する
✔ 資金繰り表で可視化する
✔ 運転資金を確保する
これがポイントです。
資金繰りは
「利益」より「現金残高」。
キャッシュレスの便利さを活かしつつ、
健全な資金繰りを維持できる体制を整えていきましょう。
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