信用保証協会付き融資(マル保融資)とは?仕組みと利用条件をわかりやすく解説

信用保証協会保証付融資(マル保融資)とは
こんにちは。
行政書士で、資金繰り改善専門の財務コンサルタント、西澤です。
信用保証協会保証付融資(通称:マル保融資)とは、中小企業の資金調達をサポートするために、信用保証協会が金融機関の融資を保証する制度です。
万が一、借入先が返済できなくなった場合、信用保証協会が代わりに金融機関へ返済(代位弁済)する仕組みです。
この制度によって、金融機関はリスクを軽減できるため、通常よりも融資を受けやすくなるという大きなメリットがあります。
信用保証協会保証付融資(マル保融資)の仕組み
- 中小企業等が金融機関へ融資を申し込みます。
- 金融機関は、信用保証協会に保証を依頼します。
- 信用保証協会が、融資希望者の事業内容・財務状況を審査します。
- 保証が承認されると、金融機関が融資を実行します。
- 返済が困難になった場合は、信用保証協会が代位弁済を行います。
つまり、金融機関・信用保証協会・中小企業の三者が関わる制度です。
利用できる中小企業の条件
信用保証協会の保証付融資を利用できるのは、次のような条件を満たす企業です。
- 中小企業であること
資本金3億円以下または従業員数200人以下(業種により異なる) - 一定の信用力があること
過去に返済の遅延がない、財務状況が健全など - 事業計画が明確であること
融資目的が明確で、返済計画が立てられていること - 保証料の支払い
保証料は融資金額や業種、返済期間に応じて算定されます。
利用できる融資の種類
信用保証協会保証付融資には、事業ステージや目的に応じてさまざまな種類があります。
- 運転資金(仕入・人件費など)
- 設備資金(機械・店舗改装など)
- 創業資金(新規開業者向け)
- 経営安定関連資金(業績悪化時など)
- 中小企業経営強化資金(経営力向上計画などに対応)
申し込みの流れ
- 金融機関に融資を申し込み
- 金融機関が信用保証協会へ保証を依頼
- 信用保証協会による審査
- 保証承諾後、金融機関が融資を実行
ここでのポイントは、「保証協会の審査」と「金融機関の審査」は別物だということ。
両方の視点から事業を評価されるため、事業計画書や資金繰り表の整備が非常に重要になります。
経営の安定には、事前準備がカギ
信用保証協会付き融資は、資金繰りに悩む中小企業にとって強い味方です。
しかし、保証協会や金融機関の審査では、「事業の見通し」「返済能力」「経営者の姿勢」が重視されます。
したがって、
- 資金繰り表の整備
- 財務内容の見直し
- 計画的な資金管理
を行っておくことが、融資成功のカギとなります。
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