借入一覧表の作成が資金繰り改善の第一歩!

こんにちは。
行政書士で、資金繰り改善専門の財務コンサルタント、西澤です。

「毎月の返済が多くて、資金繰りが苦しい…」
「どの借入がいつ終わるのか、正直わからない…」

そんな声を、日々多くの経営者の方からお聞きします。
資金繰り改善の第一歩として、私が必ずお勧めしているのが『借入一覧表の作成』です。


■ 借入一覧表とは?

借入一覧表とは、会社が抱えている全ての借入金を一覧化した表のことです。
金融機関ごとに、以下のような項目を整理します。

金融機関名借入日借入金額残高金利返済期間毎月返済額担保・保証人

この一覧を作るだけで、資金の流れを「見える化」することができます。


■ なぜ借入一覧表が資金繰り改善に役立つのか?

① 全体像を把握できる

「どの銀行から、いくら、どんな条件で借りているか」
これを正確に把握できる経営者は、意外と少ないものです。
借入一覧表を作ることで、返済負担の全体像がつかめ、将来の資金計画が立てやすくなります。

② 返済スケジュールを管理できる

返済日が重なっていると、一時的に資金が不足することがあります。
一覧表で「返済のピーク」を把握し、スケジュール調整を行うことで、無理のない資金繰りが可能になります。

③ 金利・条件の見直しができる

一覧化することで、金利の高い借入や、条件の悪い融資が一目で分かります。
交渉や借換え(リファイナンス)を行う際の判断材料になります。

④ 金融機関との信頼関係が深まる

金融機関に資金繰り表や借入一覧表を提示できる経営者は、「数字に強い」「管理がしっかりしている」と評価されます。
その結果、追加融資や条件変更の相談もしやすくなります。


■ 借入一覧表の作成ポイント

  • 融資の種類ごとに(運転資金・設備資金など)分ける
  • 返済が終了した融資は、別枠にまとめておく
  • 月次の返済額合計を自動集計できるようにしておく(Excelやスプレッドシートが便利)

■ 借入一覧表を「放置しない」

一覧表は一度作って終わりではありません。
毎月の返済や新規借入があるたびに更新し、最新の状態を維持することが大切です。
これができている会社ほど、資金繰りの安定度が高く、銀行対応もスムーズです。


■ まとめ:
資金繰り改善は「現状把握」から

借入一覧表を作ることで、資金繰りの「見えない不安」が「見える管理」に変わります。
まずは現状を正確に把握することから、資金繰り改善が始まります。

「数字を管理できる者が、未来をコントロールする」
―ピーター・ドラッカー

資金繰りに悩む経営者の方、まずは一度、借入一覧表を作ってみませんか?
もし作成や分析でお困りでしたら、無料相談で現状を一緒に整理いたします。

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