数字が苦手な社長こそ資金繰り表が必要なワケ

こんにちは。
行政書士で、資金繰り改善を専門とする財務コンサルタントの西澤です。
経営者の方からよく聞く悩みのひとつに、
「会社のお金の流れが漠然としていて不安なんです」
というものがあります。
特に、数字に苦手意識のある社長ほど、
「経理担当に任せているから大丈夫」
「黒字なら問題ないはず」
と、つい資金繰りの管理を後回しにしてしまいがちです。
でも実は、数字が苦手な社長ほど、「資金繰り表」を使うべきなのです。
◆ 黒字倒産はなぜ起きる?
たとえばこんなケース、思い当たる節はありませんか?
- 決算上は利益が出ているのに、なぜか通帳残高が少ない
- 銀行から「今月の返済は大丈夫ですか?」と連絡がきて焦った
- 新しい取引先との契約を前に、「手元資金が足りないかも」と不安になった
これらは、利益とお金の流れ(キャッシュフロー)を混同していることが原因です。
「利益」はあくまで会計上の概念であり、
実際の出入りするお金=「資金繰り」とは異なります。
つまり、利益が出ていても、お金が足りなければ会社は回りません。
◆ 資金繰り表は、社長の「未来の通帳」
資金繰り表とは、これから1ヶ月〜半年、1年先までの
「入ってくるお金」「出ていくお金」を時系列で見える化する表のことです。
たとえばこんなことが見えてきます:
- ○月○日時点で、口座残高がマイナスになる
- ○月の家賃や賞与支払いに備えて、資金を手当てする必要がある
- 入金予定があるけど、支払いが先に来てしまう
このように、未来の資金不足を事前に察知できれば、手を打つ時間が生まれます。
◆ 数字が苦手でも大丈夫!シンプルに始める
「でも資金繰り表って難しそう…」
そんな声もよくいただきます。
実際には、最初は月ごとの入出金をざっくり書き出すだけでも十分です。
たとえば:
| 月 | 入金予定 | 支払予定 | 差引 | 残高見込み |
|---|---|---|---|---|
| 8月 | 300万円 | 280万円 | +20万円 | 100万円 |
| 9月 | 250万円 | 270万円 | ▲20万円 | 80万円 |
こうした表を毎月更新するだけで、
「なんとなく不安」だったお金の流れが、視覚的に整理されていきます。
◆ 資金繰り表は、社長の“意思決定の武器”
経営には、常に判断が求められます。
- 設備投資をすべきか?
- 新規採用をしても大丈夫か?
- 銀行に融資の相談をするタイミングは?
こうした場面で、資金繰り表があるかどうかで判断の精度は大きく変わります。
逆に、資金繰り表がないと、
「勢いだけで意思決定」→「資金ショート」という最悪のシナリオもあり得ます。
◆ 数字が苦手な社長さんもご安心ください
当事務所では、数字が苦手な社長でも理解できる資金繰り表の作り方から、
月次の資金繰り改善サポートまで一貫してご支援しています。
- 「利益が出てる=安心」は危険。資金繰りの視点を持つことが大切
- 資金繰り表は、未来のお金の動きを見える化するツール
- 数字が苦手な社長こそ、まずはざっくりでも作ってみることが第一歩
- 早めの“見える化”が、経営の安心と自信につながります
「なんとなくお金が不安」から、「数字で未来が見える経営」へ。
ぜひ資金繰り表づくりから、一緒に始めてみませんか?
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