「借入が多い=NG」ではない?日本政策金融公庫が注視する“借入金の本質”とは

継続的な資金調達を可能にする
“借入管理”の視点を解説

こんにちは、行政書士で資金繰り改善の財務コンサルタント西澤です。

資金繰り改善をサポートしている中で、個人事業主や中小企業経営者の方からよく聞くご相談のひとつに、
「借入が多いのはマイナス評価ですか?」
というものがあります。

確かに、借入が過大である場合は注意が必要ですが、単に“借入が多い=悪”というわけではありません。

日本政策金融公庫をはじめとする金融機関が本当に見ているのは、その借入が今後も適切に継続できるかという視点です。
今回は、公庫の融資審査における「借入金の着眼点」について、わかりやすく解説します。


借入金の審査で見られる3つのポイント

① 返済可能性=継続的に借入ができる状態か

企業は赤字でも、資金が続く限り存続できます。
だからこそ公庫は、今後も金融支援が得られる体制があるかを重視します。

その判断基準の一つが、

「返済額」<「返済財源(=利益+減価償却費など)」
となっているかどうかです。

ここが逆転していると、次の借入が難しくなり、資金繰りが一気に悪化する可能性があります。


② 借入の総額は適正か

資産や売上規模に対して借入が過大でないか、バランスも確認されます。
同時に、「どの銀行から」「どのような条件で」「どんな使い道で」借りているかの内訳・明細もチェックされます。

例えば、

  • 返済期間が極端に短い
  • 高金利の借入が混在している
  • 複数の金融機関にバラバラに依存している

といったケースは、財務の安定性に不安があると判断されやすくなります。


③ メインバンクの支援姿勢

「メインバンクの支援は継続しているか」も、公庫が特に注目するポイントです。
公庫は「単独でのリスクは取らない」という考え方があるため、
他の金融機関からの支援が得られている=今後も協調融資の可能性がある
とポジティブに評価されます。


試算表がない場合の対応は?

決算後に試算表を作成していない場合は、借入金残高の内訳メモでも構いません。

  • 借入先
  • 借入日
  • 借入金額
  • 返済条件(期間・金利)

など、現状を明確にすることが大切です。


今後の融資のために、借入状況を“見える化”しましょう

資金繰り改善の第一歩は、自社の借入状況を正しく把握することです。
公庫もその「見える化」を求めてきます。

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