自社の損益分岐点売上額わかってますか?
損益分岐点売上額とは
損益分岐点売上額とは、利益がゼロとなる売上額のことです。
損益分岐点売上額を算出することで、企業が利益を出すためにはどのくらいの売上が必要なのかを把握することができます。
損益分岐点売上額の計算式は、以下のとおりです。
損益分岐点売上額 = 固定費 / 限界利益率
- 固定費:売上高に関係なく発生する費用
- 限界利益率:売上高から変動費(仕入原価など)を差し引いた金額を売上高で割った比率
固定費とは、売上高に関係なく発生する費用のことです。例えば、人件費、賃料、保険料、減価償却費などが固定費に該当します。
限界利益率とは、売上高から変動費(仕入原価など)を差し引いた金額を売上高で割った比率のことです。
例えば、1個の製品を製造するのに100円の原価がかかる場合、限界利益率は100円 / (100円 + 50円) = 0.6となります。
損益分岐点売上額は、企業の経営状況を把握するために重要な指標です。
損益分岐点売上額が低いほど、売上の変動に耐えられる企業であるといえます。
損益分岐点売上額を下げるためには、固定費を削減する、限界利益率を上げる、などの方法があります。
固定費を削減するには、人件費の削減やアウトソーシングの活用などが考えられます。
限界利益率を上げるには、原価を削減したり、販売価格を上げるなどの方法があります。
損益分岐点売上額を把握することは、企業の現状を知り、今後の経営計画を立てるために重要な要件となることを理解しましょう。