「商流図」を作って自社の課題を可視化しよう!〜資金繰り改善・業務効率化につながる第一歩〜

こんにちは。
行政書士で、財務コンサルタントの西澤です。
あなたの会社では、「商流図」を作成したことがありますか?
商流図は、単なる業務フロー図ではなく、お金・モノ・情報の流れを見える化できる重要な経営ツールです。
資金繰り改善や、取引先との関係整理、業務効率化を進めるうえでも、大きなヒントを与えてくれます。
商流図とは?
商流図とは、商品やサービスが「生産者」から「消費者」へ届くまでの流れを図式化したものです。
図の中では、以下の要素を明確にします。
- 関係者:
生産者、卸売業者、小売業者、消費者など - 取引の流れ:
商品・サービスの移動経路 - 情報の流れ:
注文・納品・支払いなどのやり取り - 所有権の移転:
どのタイミングで誰のものになるのか
商流図を作ることで見える3つのメリット
1️⃣ サプライチェーン全体を俯瞰できる
自社を中心に、どんな流れで商品やお金、情報が動いているのかを整理できます。
これにより、ムダな工程やボトルネックが見えてきます。
2️⃣ 問題点を発見できる
商流図を描くと、「支払いサイクルが遅い」「在庫の回転が悪い」など、資金繰りを圧迫する原因を具体的に見つけられます。
3️⃣ 改善策を検討できる
ボトルネックを見つけたら、取引条件の見直しや仕入ルートの再構築など、具体的な改善策を検討できます。
これは、財務改善の起点にもなります。
商流図の作り方(ステップ式)
商流図には決まった形式はありませんが、次の流れで作るとスムーズです。
- 関係者を洗い出す(取引先・仕入先・顧客など)
- 取引の流れを矢印で示す(商品・サービスの動き)
- 情報の流れを重ねて描く(発注・支払い・納品)
- 所有権の移転タイミングを明記する
- 必要に応じて金額や条件を記載する
図を作る際は、「正確」「わかりやすい」「簡潔」がポイントです。
商流図の例
以下は、ある商品の商流図の例です。

- 生産者: A社
- 卸売業者: B社、C社
- 小売業者: D社、E社
- 消費者: 一般消費者
この商流図では、A社が生産した商品が、B社とC社の卸売業者を経由して、D社とE社の小売業者に販売され、最終的に一般消費者に届けられるまでの流れが図示されています。
商流図の活用シーン
- ✅ 新規事業の採算分析:利益構造を見える化
- ✅ サプライチェーン改善:在庫や支払い条件の最適化
- ✅ 顧客・仕入先との共有:説明資料として信頼度アップ
- ✅ 社内教育:業務理解・コスト意識の向上
財務コンサルタントが見る「商流図」の本当の価値
多くの経営者が「数字」だけを見て資金繰りを判断しますが、
実は資金繰りの根本原因は商流にあることが少なくありません。
商流図を見直すことで、
- 回収・支払いのズレ
- 余分な在庫や仕入れ
- 無駄な中間マージン
などが明確になり、結果的にキャッシュフローが改善します。
まとめ:
商流を見える化することで、会社は強くなる
「商流図」は、一度作って終わりではなく、
定期的に見直すことで、会社の健康診断ツールになります。
もし、
- 商流を整理したいけれど、どこから手をつければいいかわからない
- 自社のキャッシュフローを根本的に見直したい
という方は、ぜひ一度ご相談ください。
💬 現場を理解したうえでの財務改善提案を行っています。
「見える化」から始まる資金繰り改善、一緒に進めてみませんか?
✅偉人の言葉
「見えないものを見ようとする力こそ、経営の真価である。」
—ピーター・ドラッカー

当事務所では、
これから事業を始める方の
創業融資支援
中小企業・個人事業者の
資金繰り改善サポート
を行っております。
「数字が苦手で、資金繰りのことを後回しにしている」
そんな方こそ、今が改善のチャンスです。
気軽にご相談いただける「30分無料オンライン相談」も実施中です
「資金繰りに少し不安があるけど、誰に相談していいかわからない…」
そんな方のために、30分の無料オンライン相談をご用意しています。
売上や借入の状況をお伺いしたうえで、現在の財務体質や改善の方向性をアドバイスいたします。
無理な営業は一切いたしませんので、お気軽にお申込みください。
行政書士には厳格な守秘義務がありますので、安心してご相談いただけます。
資金繰り・融資に役立つ情報も発信中!
当事務所の公式サイトでは、資金繰り改善や創業融資に関する役立つ情報を随時更新中です。


