売掛金が増えるのは良いこと?銀行が気にする“資金繰りの落とし穴

こんにちは。行政書士で、資金繰り改善の財務コンサルタント、西澤です。
中小企業の経営者の方から、よくこんな声を耳にします。
「売上が伸びていて、売掛金も増えている。だから資金繰りも安心だろう」
確かに、売掛金は貸借対照表(バランスシート)上では流動資産として計上されるので、数字の上では“資産が増えている”ように見えます。
しかし、銀行の視点は少し違います。
売掛金は“お金”ではない
売掛金とは、すでに商品やサービスを提供したけれど、まだ入金されていないお金のことです。
つまり「将来もらえるはずのお金」であって、手元にある現金ではありません。
- 売掛金が1,000万円あっても、実際に入金が2か月後なら、今すぐ資金繰りに使えるわけではないのです。
銀行が注目する「売掛金の不自然な増加」
銀行は融資審査の際、売掛金の推移を必ず見ています。
例えば、
- 売上の伸びに比べて、売掛金だけが急増している
- 回収までの期間(回転期間)が長くなっている
こうしたケースでは、銀行は「本当に回収できるのか?」と疑念を抱きます。
最悪の場合、「不良債権が増えているのでは?」と判断され、融資のマイナス材料になってしまいます。
数字が苦手な経営者でもできるチェック方法
難しい分析をしなくても、次の2点を定期的にチェックするだけで十分です。
- 売掛金回転期間を確認する
売掛金 ÷ 月間売上高 = 回収までのおおよその月数
→ 以前より長くなっていないか確認しましょう。 - 取引先ごとの回収状況を把握する
「支払いが遅れる会社」が増えていないかを意識するだけでも改善につながります。
経営者へのヒント
アメリカの経営学者ピーター・ドラッカーは、こう述べています。
「成果を上げるには、時間の使い方を変えなければならない」
資金繰りも同じです。
売上や利益だけでなく、「いつ現金化されるのか」に時間を意識して行動することで、資金繰りの安定につながります。
まとめ
売掛金が増えることは、必ずしも“良いこと”ではありません。
銀行は「売上の裏に隠れた資金繰りリスク」を見抜こうとしています。
「売掛金は増えているのに、資金繰りは苦しい…」
そんな状況に陥らないよう、売上と資金繰りを別のものとして管理することが大切です。
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