中小・小規模企業がまず取り組むべき資金繰り対策とは？
中小・小規模企業が
まず取り組むべき
資金繰り対策とは？
こんにちは。行政書士・財務コンサルタントの西澤です。
今回は、中小企業・小規模企業がいま絶対に取り組むべき「資金繰り管理」についてお話しします。
◆2025年の経営環境と「資金繰りリスク」
2025年版の『中小企業白書』『小規模企業白書』（中小企業庁）は、次のような現状を報告しています。
- 円安・物価高による仕入コストの上昇
- 金利の上昇による資金調達コストの増加
- 慢性的な人手不足
- 生産性向上・投資の遅れ
これらの要因により、中小企業はかつてない「資金繰りリスク」に直面しています。
白書では、このような不確実性の高い経営環境下で重要なこととして、
「自社の現状を正確に把握し、先手を打つこと」を強調しています。
◆資金繰りを見える化していますか？
中小企業の現場では、まだまだ資金繰りの「見える化」が不十分なケースが目立ちます。
経営者が頭の中だけでお金の流れを把握しているつもりでも、
実際には「思っていたよりお金が残らない」「月末の支払いにヒヤヒヤする」など、
感覚と現実がズレていることが多々あります。
◆最初にやるべきことは「資金繰り表」の作成
資金繰り対策の第一歩は、
「資金繰り表を作成すること」です。
資金繰り表とは、毎月の入金・出金の見通しを一覧にまとめたもの。
この表を作ることで、将来の資金の動きが可視化され、
「いつ・いくら不足しそうか」「どこに無駄があるか」といった課題が浮かび上がってきます。
逆に、資金繰り表がない状態では、
どんな資金対策をしても“行き当たりばったり”になりがちです。
◆資金繰り表を作っていない会社は、すぐにでも！
もし、御社でまだ資金繰り表を作っていないのであれば、
できるだけ早く作成に取りかかることを強くおすすめします。
一度作ってしまえば、その後の見直しや更新もスムーズになり、
金融機関への説明や補助金・融資申請の資料にも活用できます。
◆資金繰り管理のご相談はお任せください
当事務所では、資金繰り表の作成支援はもちろん、
資金繰り管理体制の構築、経営計画の策定と実行支援まで、
中小企業の現場に寄り添ったサポートを行っています。
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