金融機関は決算書をそのまま信じない?実態BSの重要性とは

融資審査の「本当の目線」を知れば、
資金調達の突破口が見える
行政書士で資金繰り改善の財務コンサルタント西澤です。
「ちゃんと黒字決算なのに、なぜか融資が通らなかった…」
「金融機関が“実態バランスシート”を見ていると言われたけど、よくわからない…」
そんな疑問や不安をお持ちの経営者の方も多いのではないでしょうか。
融資審査において、金融機関は企業が提出する決算書をそのまま鵜呑みにはしていません。
実際には、帳簿上の数字を修正・調整しながら「実態バランスシート(実態BS)」を作成し、企業の本当の財務状況を見極めています。
この記事では、
- 実態BSとは何か
- なぜ金融機関は実態BSを重視するのか
- 実態BSで注意すべきポイント
をわかりやすく解説します。
実態BSとは?
決算書の“裏側”を見抜く金融機関の視点
実態BSとは、表面上の決算書から、次のような調整を加えて作成される、「本当の財務状況」を示すバランスシートのことです。
たとえば:
- 実現性の低い売掛金や棚卸資産を除外(→実際には資金化できないリスク)
- 簿価よりも実勢に近い資産価値に修正(例:遊休資産、老朽化した建物など)
- 簿外債務や役員借入なども加味(→表に出てこない負債も考慮)
つまり、「数字の整合性」よりも、「この会社は本当にお金を返せる体質なのか?」を見ているのです。
融資を受けやすい企業の特徴とは?
金融機関が実態BSを通して見ているのは、資金繰り力・返済余力・財務の健全性です。
以下のような特徴があると、評価はプラスになります。
- 実態純資産がプラスで、債務超過ではない
- 過剰な在庫や売掛金を抱えていない
- オーナー借入や簿外債務が整理されている
- キャッシュフローが黒字である
逆に、見かけの黒字でも、上記に反する状態であれば「融資に慎重」とされることも。
経営者自身が“実態BS”を理解する重要性
「うちは決算書をちゃんと作っているから大丈夫」と思っていても、
融資を申し込んだときに、「実態は違った」と判断されるケースは少なくありません。
だからこそ、経営者自身が自社の“本当の財務体質”を把握することが、資金調達の第一歩です。
実態BSの見方や調整方法は、少し専門的な部分もあります。
しかし、そこを正しく理解し、対策を講じることで、融資審査の印象は大きく変わります。
実態BSを味方につけ、金融機関と信頼関係を築く
金融機関は、数字の整った企業ではなく、「信頼できる企業」「財務の実態を説明できる経営者」にお金を貸したいと考えています。
つまり、実態BSをもとに財務を正しく見せ、説明できることは、融資成功のカギなのです。
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