売上より利益！会社を強くする「本物の経営」へ
売上より利益！
会社を強くする「本物の経営」へ
こんにちは。
行政書士で資金繰り改善を専門とする財務コンサルタントの西澤です。
突然ですが、あなたの会社では
「とにかく売上を伸ばす！」
「売上さえ上がれば、すべてうまくいく！」
そんな方針で経営していませんか？
もし、少しでも心当たりがあるなら——
今すぐ【売上よりも利益を重視する経営】へと、舵を切るべきタイミングかもしれません。
今日は、売上至上主義から卒業し、会社を強く・しなやかにする「本物の経営」についてお話しします。
なぜ「売上重視」だけでは危ないのか？
売上はもちろん、会社にとって大事な血流のようなものです。
しかし、売上だけを追いかけ続けた結果、次のような問題が起こるケースが後を絶ちません。
✅ 売上は増えているのに、資金繰りが苦しくなる
✅ 利益が思うように残らず、借入依存が高まる
✅ 無理な拡大路線で、組織が疲弊する
これは、実際に私がサポートしてきたクライアントでもよく見られる現象です。
つまり、売上が増える＝会社が良くなるとは限らないのです。
会社を強くする「本物の経営」とは？
本物の経営とは、ズバリ
「利益を確実に残し、健全な資金繰りを維持できる経営」
のことです。
売上を追うのではなく、
・無駄なコストを削減する
・粗利率を高める
・資金回収をスムーズにする
こうした一つ一つの積み重ねによって、会社の体力をつけていきます。
たとえば、ある中小企業の例では…
【事例】
・売上3億円だったが赤字続きだった会社が、
・売上を2.8億円に「敢えて」縮小
・原価管理と回収条件の見直しを徹底
結果、年間純利益が黒字転換し、資金繰りも改善。
新たな投資余力まで生まれました。
このように、売上を増やさずとも、会社を「強くする」ことはできるのです。
利益を残す経営に変えるための3ステップ
① 原価・経費を見える化する
まず取り組むべきは、自社のお金の流れを徹底的に「見える化」すること。
特に「知らないうちに膨らんでいる固定費」には要注意です。
② 粗利率を意識した販売戦略へ
売上数量だけでなく、粗利率を意識した商品・サービス構成にシフトしましょう。
低粗利の大量販売モデルから、高粗利・高付加価値型への転換がポイントです。
③ 資金繰り表を毎月更新する
利益が出ていても、資金ショートすれば会社は倒れます。
キャッシュの流れをリアルタイムで把握するために、毎月の資金繰り表作成を習慣化しましょう。
【まとめ】
売上より利益！
資金繰り改善の最初の一歩
売上を上げることは目立ちやすい成果ですが、
本当に経営者が目指すべきなのは、「利益を残し続ける会社」を作ることです。
資金繰りに余裕がある会社は、
・不測の事態にも慌てず対応できる
・必要なときに、積極的な投資ができる
・社員にも安心感をもたらし、組織力が強まる
——そんな強い会社へと変わっていきます。
もし、
「うちも売上はあるのに、なぜかお金が残らない…」
「これからは利益重視の経営に変えたいけど、何から始めればいい？」
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