運転資金を借りるのに資金使途は必要か?

運転資金の融資を受けるのに資金使途の明示は必要なのでしょうか?

設備資金の融資と違って、運転資金の融資では、資金使途の明示は必要でないと、考えている経営者の方もおられますが、
運転資金の融資を受けるためには、資金使途の明示は必要です

運転資金とは、事業を継続するために必要な資金であり、原材料費や人件費、経費などの支払いに充てられます。
金融機関は、運転資金として融資した資金が、適切に使用されているかどうかをチェックするために、資金使途の明示を求めます。

資金使途を明示することで、金融機関は融資先の事業内容や財務状況をより正確に把握することができます。
また、融資先が資金をどのように運用していくのかを把握することで、融資のリスクを判断することができます。

運転資金の融資を受ける際には、融資申込書に資金使途を明記する必要があります。
また、事業計画書や資金繰り表などの資料を提出することで、資金使途の明確化を図ることができます。

なお、運転資金として融資を受けた資金を、設備資金や個人的な用途に流用することは禁止されています
資金使途違反が発覚した場合は、融資の打ち切りや返済請求などの措置が取られる可能性があり、
銀行に対する信用を著しく損なうこととなります。

当事務所では、
中小企業、個人事業者の
資金繰り改善サポートを
行っております。

お気軽にお問い合わせください。